きらりの日常

太郎&一美(中3)、二葉(小6)、次郎(小4)の4人の子どもと過ごす日々の出来事を書いています。

バレエの進級試験

毎年二月になると、うちの子どもたちが通うバレエ教室で進級試験が行われます。

実力に応じてクラス分けが行われますので、子どもたちはドキドキです。

審査をするのはスタジオの先生だけではなく、先生の先生(以下、大先生とします)を特別審査員としてお招きします。

初めてお会いする、大先生

進級試験は、保護者も見学できます。

ただ、昨年は、発表会の練習で忙しかったため、進級試験は行われませんでした。

そんなわけで、私は、今回初めて大先生にお会いしました。

過去に一度だけ、バレエ公演のカーテンコールで大先生を拝見したことがありますが、とても華やかな女性でした。

なにせ、日本のバレエ界を牽引してきた方です。

お恐れ多くて、進級試験当日、私は激しく緊張していました。

大先生!

スタジオにいらっしゃった大先生は、お顔が小さく、にこやかで、妖精やお姫様のような可愛らしさがありました。

70歳を超えているはずなのに!

しかも、凛とした雰囲気をお持ちでした。

気品があるとは、このことかもしれません。

進級試験とは

進級試験といっても、特別何かをするわけではありません。

通常のレッスンを見ていただきます。

スタジオの先生は、音楽をかけてくださいますが指導はしません。

「次は、これするよー」なんて言ってくれません。

無言で、次々に音楽をかけます。

不思議なことに、全員が完璧でした。(º ロ º๑)

子どもたち、動きを全て覚えていました。

次郎でさえも!

先生、さすがです!

初等科クラス

試験後、大先生から一人ずつアドバイスをいただけます。

三年生から四年生までの子が多く在籍するクラスでは、どの子にも優しい言葉をかけてくださいました。

基本的には、褒めてくださいます。

改善点をお話しになるときには、言葉を選んでくださいました。

約30人を一度に見ているのに、一人ひとりの特徴を覚えていて、的確なアドバイスをされるところに、びっくりです。

ものすごい、記憶力!

プロの目は厳しい!

しかし、小学五年生から中学生までが在籍する「中等科」と、高校生が在籍する「ジュニア科」の審査では、態度が急変!

大先生の目が、一気に鋭くなりました。

試験後のアドバイスのとき、小学生に対しては言葉をオブラートに包んでみえましたが、中学生以上には非常に厳しかったです。

大先生にとって、一定のレベルに達しない子の踊りは、見るのも苦痛だったことでしょう。

審査中から、怖かったもん〜。(>_<)

「この年齢で、この程度のことができなくてどうするの!」という、お気持ちだったと思います。

それに、小学生の時はコンクールに出てバリバリに踊っていた子が、高校受験を境にめっきり踊れなくなってしまったことを、とても残念に思っていらっしゃいました。

もったいないって。(>_<)

大先生の凄さ

大先生の凄いところは、一年に一回、それも一時間半しか合わないのに、その子の技術はもちろん、性格や意欲まで見抜いてしまうことです。

恐るべき、洞察力!(º ロ º๑)

コンクールクラスの子は、バリエーションも見ていただけたのですが、本当に本当に細かいところまでご覧になっていて、びっくりしました。

基礎ができているか、正しい振り付けか、音楽とのズレはないか、などをじっくり。

ほんの一瞬の動きも見逃さずに、指摘されました。

大先生は、コンクールの審査員をされています。

コンクールでも、同様のチェックが入るのでしょう。

ああ、ごまかせるわけがない!(´Д`)

また、大先生がポロリと、

「これと、このバリエーションは、日本で初めて私が踊ったの。ロシアで舞台を見て、素敵だと思ったからコンクールで踊ったのよ」

って、おっしゃいました!

生きる伝説だー!Σ(*゚Д゚ノ)ノ

大先生からのアドバイス

以下が、大先生からいただいたアドバイスです。

言葉の意味を、じっくり噛み締めたいです。

【次郎】

体育会系ね。足の力がすごくあるわ。パワーとやる気はあるわね。始めてまだ7ヶ月なのね。一つずつステップを覚えて動けるようになったら、スカウトがあるかもしれないわよ。アンデールをするときに、プリエできちんと降りるのよ。

【二葉】

勢いとパワーがすごくあるわ。弟くんと同じね。バリエーションを踊るには、それぐらいのパワーが必要なのよ。でも、膝が曲がっているわ。曲がったら、モモとふくらはぎに肉がつくから、足が太くなるわよ。嫌でしょう?膝の裏を、アキレス腱から付け根までしっかりと伸ばして立つのよ。勢いは、すごくあってオッケーよ。リズム感もあるわ。でも、ポジションが甘いからしっかりすること。

【一美】

バーレッスンの時から気になっていたのだけれど、脚の間が空いているわよ。モモが閉まっていないの。それがセンターレッスンでも影響しているのよ。お尻をしめて、モモを通って、タンジュするの。脚の間があかないように。ポワントが弱いわね。

愛あればこそ

大先生のお言葉に、一美はショックを受けていました。

しかし、大先生は一美に対して「あなたは見込みがあるのだから、もっと必死になりなさい!」という気持ちで、厳しいお言葉をくださったのかもしれません。

うん、そう思うことにしよう!(๑°ㅁ°๑)‼✧

愛があるからこその、叱咤激励ですから。

一美が正しいバレエに出会ったのが、中学一年生の四月でした。

週二回のレッスンで、よくついていけてると思います。

まだまだ、これから!

がんばれ、一美!o(^_^)

気持ちを新たに

終わりの見えないお片付けの日々に、だんだん疲れてきた私でした。

しかし、大先生のパワーを浴びて、すべてが吹っ飛びました!

やれそうな気がします。

バレエの絆

今回は、大先生のバレエに対する知識と愛、情熱を目の当たりにしました。

そして、大先生を中心とした、縦のつながり、横のつながりも素晴らしい宝物です。

私たちは、先生方のおかげで、正しいバレエに触れることができます。

感謝、感謝です。

よーし、これからもがんばるぞ!

【訂正】

大先生は、85歳でした!(⊙ロ⊙)

あんなに可愛らしくて、芯がしっかりした85歳がいるなんて!

バレリーナの気合いは、人間の限界をも超えられるのでしょうか。

ステキ!(≧∀≦)